住宅における高断熱と高気密について解説します!

住宅における高断熱と高気密について解説します!

投稿日/2019/06/27

情報収集をする中で聞き慣れない単語や初めてみる言葉ってありますよね。

「高断熱と高気密って聞いたことはあるけど、何なの?」
「高断熱と高気密って何がいいの?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな方向けに住宅における高断熱と高気密とは何なのか、メリットとデメリットを交えて解説します。

 

□高断熱

 

*特徴

高断熱な住宅とは、窓や壁などに断熱加工を施した断熱性能の高い住宅のことです。
そのため夏は外部の熱を建物内に伝えにくく、冬は建物内の暖かい熱を逃がしにくい特徴があります。

*メリット

断熱効果は、一年を通して建物内の温度を快適に保ってくれます。
したがって、急激な温度の変化で血圧が上がって脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性が低いです。
また、エアコンを使う期間が短くなるため、電気代が安くなったり、省エネ効果があったりします。

*デメリット

これは、断熱だけでなく気密にも言えることですが、初期費用は上がります。
また断熱を意識しすぎた結果、窓を小さく設計してしまい、日当たりが悪くなる可能性があります。バランスを考えて設計することも必要となります。

しかし、断熱方法は様々で、それにより家の性能も、住み心地も随分変わってくる点にも注意が必要です。

 

□高気密

 

*特徴

高気密な住宅とは、窓や壁などの小さな隙間をできるだけ作らないようになっており、気密性が高い住宅のことです。
夏は建物内の冷房の空気を逃さず、冬は外の冷たい空気を入れずに建物内の暖かい空気を逃さない特徴があります。

*メリット

高気密であるため建物内の湿度を一定に保ちやすく、カビや結露の発生を防ぐ効果があります。
水分が発生しづらく、劣化が起きにくいため、木造の住宅であれば高気密のメリットをより実感しやすいでしょう。
他にも、防音効果や花粉や黄砂が建物内に入りにくいなどのメリットがあります。

*デメリット

高気密は、空気を出入りさせにくい仕組みであるため、建物の中の空気がこもりやすいです。
建物内に汚れた空気が溜まる前に、定期的に空気の入れ替えをすることを心がけなくてはなりません。
また、夏場などの日差しが強い季節には、窓からの日光の熱がこもりやすいというデメリットもあります。

同じ高気密住宅でも、その気密性能の数値は色々で、その数値によっても、家の性能が随分違ってくる点にも注意が必要です。

 

□まとめ

今回は、注文住宅を検討中の方向けに高断熱と高気密の特徴をメリットとデメリットを交えて解説しました。

快適で過ごしやすい住宅を作るためには、高気密・高断熱だけでなく「通気」が必要となります。

注文住宅を依頼される際に、何かご不明な点や疑問がございましたらお気軽に当社にお問い合わせください。

 

 


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