高温多湿な風土の日本建築
なう、ハッピー!
愛と健康をテーマに快適で住み良い家づくりをオススメします、住環境
アドバイザーの今福啓喜(Imafuku Hiroki)です。
先日、テレビ朝日で「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」という番組をみてましたら、
「木組み」という木造建築の伝統的な手法をベテラン凄腕大工の谷 和雄さんが紹介されていました。
「木組み」とは、2つの木材を削ってパズルのように組み合わせ、クサビを打ち込んでつなぎあわせる技術です。
オランダ・イギリス・アメリカから視察に来ていた建築家達は、金具を一切使っていないのにピッタリとくっつき、
押しても引いてもビクともしない技術にびっくり!
海外では、ボルトやプレートなどで材料をつなぎあわせることが普通だからです。
そもそもなぜ日本で木組みの技術が発達したかというと、日本の気候が関係しています。
日本は高温多湿な風土なんで金具を使うとそこから木材がどんどん腐食していくのです。
金具は結露しやすい性質をもっています。
それを避けるために、このような技術が発達しました。
と、いった素晴らしい番組でした!
しかし、現在は日本でも金具で補強することが法律で義務付けられています。
ん!?
新築した当初は金具でガッチリとつないであり地震に強いですが、結露対策がされていないと…
残念ながら、日本の建築基準法では結露対策までは定められていません。
いい家がほしいあなたは、ご自分で結露対策を確認する必要があるのです!
大工さんは凄いなと思うと同時に、今の建築法はちょっとズレてるなとあらためて考えさせられました。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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