大寒波。水道管の凍結防止には?
来週は近年にないレベルの大寒波。全国各地で大雪と極寒に。寒気のピークは24日(火)の夜から25日(水)の朝にかけてとなる見通しだそうです。
山口県でも、最低気温-6°との予報。
水道の凍結対策が必要になる基準としては、-2°が注意レベル、-4°がした方が良いレベル、-8°で凍結対策が必要なレベルと言われていますので対策は必須です。
水道管の凍結対策として定番なのが、水を出しっぱなしにする方法です。
凍結すると、水が出なくなるのはもちろんのこと、解氷作業や水道管の破裂修理に高い費用がかかります。また、ボイラーや湯沸器などが凍結した場合、器具の故障の原因になるほか、アパートで水道管が破裂した場合、流れ出た水により、下の階の入居者にまで迷惑をかける恐れがあります。
しかし、実際水を出しっぱなしにするとなるとどれくらいの水を出せばいいのか気になりますよね。具体的には、鉛筆の芯くらい、およそ5mm程度、一筋の細い線になる程度の水を出しっぱなしにしておくことです。中には出しっぱなしにしていた箇所は凍結しなかったけど、別の場所は水道管が凍って水が出なくなったというケースもよくあります。お風呂や、洗面台、キッチンなど生活する上で必要な場所の水は出しっぱなしにしておきましょう。
ここで気になるのが費用です。「水道代が高くつくのでは」と不安になるかもしれません。しかし、出しっぱなしとはいっても、ジャージャーとたくさん水を流すわけではないので、実際にはさほど費用がかかることはありません。1分で100mlを使用しても、1日で40円程度となります。もしも水道管が凍結すれば、破裂して高い修理代が必要になる場合もあります。修理費用や修理の間の不便さを考えれば、水を出しっぱなしにして凍結予防しておく方がよいでしょう。
また、留守で水を出しっぱなしにできない場合は、給湯器の水抜き対応をしましょう(ガス給湯器)。
留守中に水道管が凍結により破裂して、水浸しに…といった事故が防げます。賃貸アパート等で破裂してしまうと、下の階の住人にも多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。
しっかりとした対策をして、大寒波を乗り越えましょう。
その他、プロからのアドバイス( ..)φメモメモ ・水道管や蛇口に市販の保温材を取り付ける場合は隙間なく巻き付けましょう。水道管のジョイント部での凍結件数が多いです。 ・水に濡れる素材(タオル等)を使用して保温する場合は、濡れないように仕上げにビニール等で包んで下さい。水道メーターの保温も同じです。 ※ヒント:濡れた保温材(断熱材)は効果がありません。濡れたダウンジャケットと同じです。 |