建築士会のお仕事「三分一博志(建築家)建築セミナー」

建築士会のお仕事「三分一博志(建築家)建築セミナー」

投稿日/2021/10/07

「エコ」という言葉に踊らされず、「エコロジー」を信念に。自然の回路を上手に利用し、暮らしやすく住みよい家づくりを追及していこうという想いが今回の建築セミナーを終えて、より一層強くなりました。

建築がいかにして地球の一部になりうるかを一環したテーマとして掲げ、作品を発表し続ける三分一博志(建築家)。主な作品と受賞歴に犬島精錬所美術館(岡山)で日本建築学会賞と
日本建築大賞をダブル受賞。直島ホール(香川)で2度目の日本建築学会賞受賞。その他、
三輪窯(萩)、宮島弥山展望台(廿日市)、六甲枝垂れ(神戸)、おりづるタワー(広島)、
日本・デンマーク外交関係樹立 150 周年記念建築展「The Water」(デンマーク)など。

「地球にも人にも認めてもらえる建築」の創造のため、対象となる土地の自然、風土、歴史、人のみならず「動く素材」である風、水、太陽などまでを念入りに観察・分析することから始め、現地に四季を通して通いつめ写真に記録し、それを元に設計を行う建築家さんです。

セミナーの中、萩焼窯元三輪窯でのお話がとても多く出てきました。登り窯の原理にインスパイアされ、作家三輪休雪先生の「ものを造るのは同時に何かを壊すことにつながり、同時にゴミが出てしまう事。これをなんとかしたい。」をという考えにとても感銘を受けたそうです。その後の建築作品にもよく表れていました。萩市民としても、嬉しく傾聴させて頂きました。

近年、よく使われるワード「エコ」。今一度、よく考えてみる必要があります。
コロナ禍での開催。安全衛生対策準備&設営は今まで以上に大変ではありましたが、とても意義あるセミナーになりました。

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